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手軽に、そして無料で大量の動画が見られるYOUTUBE。
子どもが好きそうな動画も多いのでなにかと便利ですよね。
子どもに人気のアンパンマンの動画もあって、家事に追われている時には何度も助けてもらったものです。。
でも、そこで見られる動画は、ちゃんとルールを守ってアップロードされたものなのでしょうか。
アンパンマンなどの子ども向け動画は(もちろん大人向け動画も)、違法性のないものを見せたいものですよね。
ということで、動画に関するその辺の情報をまとめてみましたよ。
アンパンマンに関する権利
素人が独自に調べた結果なのでその辺りは考慮していただきたいのですが、アンパンマンに関す権利についてはこのようになっているようです。
やなせたかし先生は2013年に亡くなられましたが、著作権というのはその後も保護され相続や遺贈も可能であるとのことで、今も関係各所によって管理されています。
主にはこの2つでしょう。
- やなせたかし事務所
- フレーベル館
さらにアンパンマンの公式サイトにいたっては、このようにたくさんの権利者がいるようです。
- アンパンマンデジタルLLP
- 株式会社フォアキャスト・コミュニケーションズ
- やなせたかし
- 株式会社フレーベル館
- 株式会社トムス・エンタテインメント
- 日本テレビ放送網株式会社
おぉっ、こんなにたくさん。。(汗)
ということで、このように権利を持つ方たち以外はアンパンマンに関するコンテンツを好き勝手にすることはできないわけです。
アニメに関する権利関係
アンパンマンを世に生み出したのは、やなせ先生というのは知られていることですが、ことアンパンマンのアニメに関していうと、様々な権利者が存在し、とても複雑な構造になっているようです。
たとえばアンパンマンのアニメを制作した場合...
- 原作者(やなせたかし先生)
- 監督、脚本家
- 原画作成、アニメーション作成、音楽作成、背景美術作成
- 声優
...etcといった多くの人たちが関わっているわけで、それぞれが著作物を生み出しています。
また、資金面でいうとテレビ局、アニメ制作会社、スポンサーなども絡んできます。
このように、アニメについていうと非常に複雑な権利構造となっているわけです。
著作権についていうと
法律上の取り扱いでいうとアニメは”映画の著作物”となり、その作品全体を創るということに寄与した人たちが著作者とされるとのこと。
それにあたり著作者とされる人たちは、監督、演出、撮影、美術など各部署の担当者。
ただ、ここでポイントなのが映画の著作物には、著作者と著作権者が存在するということ。
著作者はその映画(アニメ)の制作に携わった人たちであり、著作権については”映画製作者”が有するとのこと。
そして、この”映画製作者”は、その作品全体における責任者ということですから、通常ですと製作委員会(複数の会社が出資して権利も分配する団体)が著作権者となることが一般的だそうです。
そのことから、著作権は”映画製作者”が有しているため、著作者のひとりである監督だとしても、無断で自由にキャラクターを複製したりすることはできない、ということになります。
難しいですね。(汗)
権利者以外がアップしたYOUTUBE動画は違法!
でございます。
そして、権利者の方たちが公式にアニメシリーズや劇場版映画をYOUTUBEにアップロードすることはないでしょう。
(劇場版の告知動画やお知らせなんかはあるかもしれませんが。)
なのでもしもYOUTUBEにアニメや映画があったとしても、それらは違法アップロードされたコンテンツである可能性が高いといえます。
さらにアップロードやダウンロード、視聴に関してはこのようなルールが。
アップロード
その動画の権利者でもないのに、ネット上(YOUTUBEやDailymotionなどの動画共有サイトなど)にアップロードすることは違法となります。
それらのサイトで、品質の悪いアンパンマンなどの動画を見たことがありませんか?
それらは著作権に引っかかる動画を削除されないようにする対策だそうです。
例えばこんな手法。
- 映像部分のサイズが小さくする
- あえて画質を粗くする
- テレビに映した映像をカメラで撮影する
などなど。
YOUTUBEなどではすべてを人の目で目視して動画の違法性をチェックしているわけではないようで、これらの手法は機械的なチェックを逃れるものだといわれています。
が、当然著作権が自分のものになっているわけではないので、完全なる違法アップロード動画です。
注意しましょう。
ダウンロード
有料で配信されている動画はもちろん、違法アップロードされた動画をダウンロードするのも違法です。
個人的に楽しむためでも×。
そもそも論でいうと、YOUTUBEは規約でダウンロード行為そのものを禁止としているので、違法云々以前に、YOUTUBEにアップされている動画はダウンロードしてはいけません。(プレミアム会員のダウンロード機能は除く。)
違法性のある動画の視聴
違法コンテンツと知りながら視聴した場合には著作権侵害の可能性あり。
単純に見た、聞いたレベルでは罰せられない。
ということです。
それが違法にアップロードされたものと知りながら視聴した場合は著作権侵害行為になりうるが、単に見たり聞いたりするだけでは、刑罰の対象にはなりえない
出典:文化庁「違法ダウンロードの刑事罰化についてのQ&A」
見たり聞いたりする分には「はい、アウト!」というわけではなさそうですが、やはりモラルとしてやってはいけませんよね。
ちなみに多くの動画サイトではストリーミングという方法で動画を視聴しますが、これは視聴に使うデバイス(スマホやPC)に一度ダウンロードされるそうです。
しかしこれは違法なダウンロードにはあたりません。
ストーミングによるダウンロードは法律上もOKとなっています。
YOUTUBEで見られるアンパンマン関連の動画
それでは今YOUTUBEではどのようなアンパンマン動画が見られるのでしょう?
本ページ執筆時ではこのような状況でした。
アニメシリーズや劇場版映画は?
まったく無かったです!
おーっ、さすがYOUTUBE!
少し前はチラホラとアップロードされていたような気がしますが、管理が厳しくなって浄化されたのでしょう。
確かに”違法動画がアップロードされまくり”なんて状況では、動画共有サイト最大手の名前に傷がつきますからね。。
ちなみにシネマトゥデイさんのチャンネルでは劇場版映画の予告編がアップされました。(※現在は非公開)
公式な動画はこのくらいでしょうか。
おもちゃのレビュー動画は?
YOUTUBEの人気コンテンツのひとつが、おもちゃのレビュー動画ですよね。
アンパンマンのおもちゃ動画もすごく人気で、関連動画が次々と再生されるので、うちの子も終わりなく延々と見ています。(苦笑)
例えばこんなやつ。
この動画なんて7300万回以上?!再生されてます。(汗)
有名どころのYOUTUBEチャンネルはこちら。
チャンネル登録者数が1000万人を超える、モンスターチャンネルです。(笑)
このような動画は法的にどうか?というと、実際はグレーなラインみたいですね。
自分が買ったおもちゃだからといって、それは所有権を得ただけでキャラクターの著作権を得たわけではありません。
なので、厳密にいえばそれを使った動画は著作権の侵害にあたるのかもしれません。
もちろん、著作権元から許可を得たうえで動画を作成、アップロードしていれば別です。
しかし、いまのところ著作権侵害に関しては申告罪なので、著作権者からの申し出がない限り罰せられることはないようです。
というか、上の動画のように爆裂的な再生回数があれば著作権者にとっては利益以外の何物でもない(笑)ので、著作権侵害で訴えられるようなことはまずないでしょう。。
それどころか、そのような人気動画作成者なら、権利者から正式に動画作成のオファーがあってもおかしくないですよね。
追記:基本的にはやっぱり違法らしい
アンパンマンの玩具を使ったYOUTUBE動画の違法性について、バシッと結論を出してくれた動画がありました。
自身がアンパンマンの玩具を使って動画を作成しようと思い立ち、事前に著作権元へ使用の可否を問合せたそうです。
要点をまとめるとこんな感じです。
- 基本的には動画内でアンパンマンの商品を使うことはできない
- 版権の使用を許可している企業は大丈夫
- 単純にアンパンマン商品を購入しただけの第三者は使用できない
- YOUTUBE内に溢れている許可されてない動画は今後対応を考えていく
実際に著作権元へ問合せた結果なので、もう結論と言っていいのではないでしょうか。
ただ、繰り返しになりますが、許可が出ていればOKなわけで、先述しているトイキッズなどの有名なYOUTUBEチャンネルは正攻法で許可を受けている可能性は十分にあります。
あしからず。
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まとめ
無料で見られるアンパンマン動画は、ほぼ間違いなく違法動画です。
天下のYOUTUBEで見ることができないということからも、事の重大さがわかりますよね。
ちなみに他の有名動画共有サイトもチェックしてみたところ、いくつかのサイトではアンパンマンのテレビシリーズがアップされていました。
このように、どこかで無料動画を発見してもクリックしないよう心掛けてくださいね。
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